これからは空の時代

ドーバーの白い絶壁を眼下に飛ぶスピット。
第2次世界大戦でイギリスを救ったスピットファイヤーを90%のサイズに縮めた半分手作りの飛行機。今は26万3000ドル(約3200万円)も余分なお金があれば、この組み立てキットが買えます。
原価20万3000ドル+加工コスト6万ドル+組み立て作業1200時間。注文すると、700時間分の主な組み立て作業を終わらせた状態で発送してくれるので、残りの仕上げは自分で自由に。
「乗った人はみな欲しがります。昔スピットファイヤーのパイロットだった人たちも、オリジナルそっくりに飛ぶと言ってました。こちらの方が軽量ですが性能は同じ。敏捷です」 と輸入業者Kieran Padden氏(62)。
ホンダもジェット機を売り出したし、これからは空にロマンを求めて行く時代だろう。車は靴代わりでロマンを失った。