来月、歩こう会で秋の温泉旅行を計画している。幹事さんの奥さんから「主人がKさんが参加下さるか、予約の関係で悩んでるんです」と電話を貰い、「じゃあ、私が確認して、旦那に電話しますよ」と勢いで安請負してしまい、思わず唸った。Kさんは電話連絡が取れないので有名な家だ。奥さんも働いていて、ナカナカ家に居ない。もちろんKさんは一日中、車で出かけてる重度の障害者だ。バスも電車も乗れず、自分の車だけが唯一の移動手段の人なのだ。何処行って、何をするかKさんの計画や基準は有るだろうが、われわれには未知の世界。しかも21世紀の今日、未だに携帯を持ってない頑固者。どうにも、つながらない電話を、根気強く繰り返す以外に手段は無い。温泉を夢見ながら、指が痛くなって来た。