クア・アイナ


「20世紀少年」の映画を見に行った。開演まで時間が有ったので、近くのクア・アイナに入った。二年ぶりくらいだろうか。以前との様変わりに驚いた。以前は、素晴しいホスピタリティーでも、店内は閑散としていた。今回は、不況の中、店内は満員である。若い家族連れやカップル、老人のカップルと多彩な人達がいる。
 私がカウンターで注文すると、「15分お待ちいただけますか?」との答え。「そんなにかかるの」と思わず言ってしまった。セールス担当の女性はバックキッチンに「早く出来ませんか」と声を掛けると「5分以内に出します」との答え。客席に着いていると、3分後位に「お待たせしました」とにこやかな青年が皿を運んできた。ターキーサンドにかぶり付くと、冷たいレタスと熱い焼いたタマネギのコントラストが見事であった。人間、やっぱり本物を求めるものだ周囲の混雑を見ながら思った。